スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

チェルノ健康被害研究・「もう一つの報告書」・バズビー講演記録とご一緒にどぞ


えー。バズビーさんの書き起こしにたくさんの方々が食いついてくださったようで(笑)

ただ私自身は、バズビーさんの話は2割引ぐらいで聞いています。

バズビーさんの話だけを聞いて丸呑みするのはどうかな、とも思ってまして。


今回、「チェルノブイリのもう一つの報告書」というのを見つけました。

チェルノの健康被害に関する報告書で、コミッションをしたのはEU議会議員GreensのRebecca Harms氏。

この報告書の主たる目的は、2005年のIAEA/WHOのチェルノに関する報告書の評価だったようです。

とても慎重に書かれた報告書だという印象を受けました。

確実に断言できること以外は断言しない、という姿勢なのかもしれませんし、

「ここで下手なこと言ったら大学のほうの仕事で首が飛ぶ」ということなのかもしれません。

その辺りは本人たちに聞いてみないとわかりません。

ただ、資金源も最初から明言するなど、フェアな人々だという印象は受けますし、

環境系のスポンサーを受けた独立系の研究だから、

バズビー氏の講演内容との対比にも良いと思います。



全文は無理ですが、エグゼクティブサマリーだけざっと訳したのでどぞ。

言うて誰も読んでくれんかったら悲しいなー(笑)




http://www.chernobylreport.org/torch.pdf

エグゼクティブ・サマリーと結論 7ページから

2006年4月26日で、チェルノブイリ原子力発電所が爆発し、
大量の放射性ガスや粒子を北半球に放出させた事故から20年になる。
この災厄の影響は百万単位の人々が影響を受けたベラルーシ、ウクライナ及び
ロシアにおいて未だに顕著であるが、
チェルノブイリからのフォールアウト(放射性物質の降下)は世界の他の地域、
ことに西欧にも深刻な汚染をもたらした。

The Other Report On Chernobyl (チェルノブイリのもう一つの報告書・TORCH)は、
放射性物質の環境に対する放出とそれによる健康関係の影響に関する入手可能なデータを、
独立的見地から科学的に検証する。
当報告書はまた、近年発表のあったチェルノブイリ事故の影響に関する公式の報告書、
特に2005年9月にIAEAとWHOによって発表された"UN Chernobyl Forum"
(国連チェルノブイリフォーラム)の二つの報告書-
これは国際メディアから相当の注目を浴びた-を批判的に検証する。

被曝によるリスクの推測は、多くの不確実性を伴う。
もっとも根本的な問題は、低線量被曝の影響が不確実であること。
現在の説によると、被曝量と有害作用の関係は閾値なしに、
被曝量ゼロにいたるまで正比例しているというものである。
言い換えれば、安全な被曝量というのは存在しないというものだ。
ただし、低線量被曝におけるリスクは超線形で比較的高いリスクを伴うという説も、
sublinearで比較的リスクが低いという説も存在する。

もう一つの主要な不確実性の根源は、内部被曝量-吸引あるいは
経口摂取された放射線核種-の推定にある。
これらは、チェルノブイリのフォールアウトの中でも重要な放射線源となる。
内部被曝のリスクに関する不確実性は非常に大きく、
よくても二倍(推測中央値の二倍あるいは二分の一)、
核種によって悪い場合には十倍以上もの差を生み出す。


事故 

1986年4月26日早く、二つの爆発がチェルノブイリ四号機を完全に破壊した。
爆発は放射性ガスによってできた雲とデブリを大気圏の高度7-9キロ圏へと送り出した。
原子炉にあった190トンの核燃料のうち約30パーセントは原子炉建屋及び周辺に飛散し、
1-2パーセントが大気へ放出された。
原子炉にあった放射性ガスはこの時放出された(という意味だと思う)。
後に続いた火災は1700トンの黒鉛減速材が火に油を注いただめ八日間継続した。
この火災が、チェルノブイリ災害を極めて深刻な事故にさせる主因となっている。

どれだけの放射能が放出されたのか?

WHOは、チェルノブイリによって放出された放射能は広島及び長崎の原爆によって
放出された放射能の合計の200倍にあたると推測した。
放射線学上の出来事において放出された放射能の量は「ソースターム」線源項と呼ばれ、
核種の飛散分布状況確認のために用いられるため重要である。
これを用いることによって、集団線量[の計算]や、疾病及び死亡増加の予測が行われる。

放出された様々な放射線核種の中で、核分裂生成物ヨウ素131、
セシウム134およびセシウム137が放射線学上では最大の重要性を持つ。
八日という短い半減期をもつヨウ素131は、
甲状腺への被曝量から短期的な意味で放射線学上重要な影響を及ぼした。
セシウム134(半減期二年)およびセシウム137(半減期30年)は、
中長期的により大きな影響を持つ。
現時点においてセシウム134の量は比較的減衰しているが、
1986年からの20年間においては被曝の主原因の一つとなった。

他の放射性核種の大半は、現時点ではほぼ減衰しきっている。
今後数十年間の間、焦点は相変わらずセシウム137にあり、
二次的にストロンチウム90(これはチェルノブイリにより近い地域において重要)も注目されるだろう。
さらに長期的な数百から数千年単位において焦点を受けるのはプルトニウムの同位体、
ネプチュニウムおよびキュリウムを含む放射化生成物となる。
しかし、放射化生成物による被曝量はこれからもセシウム137からの被曝に比べて
低いものとなるだろうと予測されている。

我々は、空気中に放出された、
当初の原子炉におけるセシウム137とヨウ素131の在庫量を再度検分した。
結論として、公的な数値は放出量をヨウ素131において15パーセント、
セシウム137において30パーセント過小評価していると結論づけた。

チェルノブイリによるフォールアウトの飛散分布と沈着

チェルノブイリから最大の放出があった十日間の間に、
揮発性の放射性核種は継続的に放出され、ヨーロッパの多くの地域、
後には北半球中に飛散した。
例えばチェルノブイリから8000キロ以上離れた日本の広島においても
比較的濃いフォールアウトが検出されている。

1990年代には、ECの後援下でチェルノによるセシウム137の汚染に関する
広範な調査が行われた。
もっとも高濃度の揮発性核種及び燃料粒子はベラルーシ、ウクライナ及びロシアで確認されている。
しかし、チェルノの揮発性在庫総量の半分以上はこれらの範囲外において沈着している。

ロシア、ベラルーシ、ウクライナはもっとも多量のフォールアウトを受けたが、
同時に旧ユーゴスラビア、フィンランド、スウェーデン、ブルガリア、ノルウェイ、
ルーマニア、ドイツ、オーストリア及びポーランドはそれぞれ1ペタベクレル
(10の15乗ベクレル、百万X10億ベクレル)のセシウム137が飛散・沈着した。
これは非常に大量の放射能である。

面積という視点からいえば、ヨーロッパの3,900,000km2が
4,000Bq/m2のセシウム137による汚染を受けた。
これは全ヨーロッパ土地面積の40パーセントにあたる。
興味深いことに、この数字がこれまでに発表された様子はなく、
少なくともヨーロッパの一般大衆の意識にまでは届いていない。
さらに218,000km2、ヨーロッパの土地面積の2.3パーセントは
さらに高いレベルでの汚染(セシウム137を40,000Bq/m2以上)があった。
これはIAEA/WHO及びUNSCEARによって言及されており、
彼らが報告を作成する上で驚くべき情報の取捨選択を行ったことを示している。

土地面積で言うと、ベラルーシ(領土の22%)とオーストラリア(13%)における
高濃度汚染の影響がもっとも大きい。
その他の国々も深刻な影響を受けた。
たとえばウクライナ、フィンランドおよびスウェーデンの
それぞれの5%以上の領土が高濃度汚染(4万Bq/m2以上-セシウム137)を受けた。
モルドバ、トルコのヨーロッパ側、スロベニア、スイス、オーストリアと
スロバキア共和国の80パーセントがそれより低い濃度の汚染(セシウム137で4千Bq/m2以上)を受けた。
またドイツの44%、イギリスの34%が同様の汚染を受けた。

(汚染を受けるっておかしいか。汚染される、でいいのか?)

IAEA/WHOの報告書はこういったECによるヨーロッパ汚染の
包括的なデータセットにふれることはなかった。
このデータの省略に関しての説明もない。
さらに言うならば、IAEA/WHOの報告書では、
ベラルーシ、ウクライナ、ロシア以外での被曝量や
汚染物質沈着に関しては議論されていない。
それらの土地で高い汚染があったことは事実であるものの、
残るヨーロッパ及び北半球全土におけるフォールアウトの
影響を検証せず省略したことには疑問が残る。


継続中の食品規制

多数の国々では未だに、チェルノブイリのフォールアウトによって
汚染された食品の生産、運輸および消費に関する規制は未だに維持されている。

・イギリスでは、750平方キロに及ぶ374の農場と二十万頭の羊に関する規制措置が継続されている。

・スウェーデンとフィンランドの一部では、トナカイなど、自然環境あるいはそれに近い環境にある動物が…?(ちょっとここよくわからんです)

・ドイツ、オーストリア、イタリア、スウェーデン、フィンランド、リトアニア及びポーランドの一部の地域において、ジビエ(猪、鹿を含む)、野生のきのこ、ベリー類、湖の肉食の魚がキロ辺り数千ベクレルのセシウム137を含有している。

・ドイツでは、野生の猪の筋肉中のセシウム137が40,000Bq/Kgに達した。平均は6,800Bq/kgで、これはEU制限値である600Bq/kgの十倍以上にあたる。

ECはこの状況が近い将来において変化する見込みはないとしている。
「一定の加盟国における食糧に関する規制は今後多年にわたって維持されるべきである」と発表している。


健康被害 - これまでのところ

チェルノ事故における即時の健康への影響としては、
237名の緊急作業要員たちの急性放射線症があげられる。
うち28名が1986年に死亡し、1987から2004年までの間にさらに19名が死亡した。

長期的な影響は未だに不明確である。
電離性放射線による被曝は、体中ほぼどの臓器においても癌を引き起こす可能性がある。
しかし、被曝から癌の発症までには50から60年あるいはそれ以上かかることがある。
チェルノブイリによる癌死の総数が完全に把握されることはおそらく永遠にないだろう。
だが当報告書では、発表された集団線量をもとに、
影響を受けた住民たちにおける癌死の増加数を予測する。

甲状腺癌
2005年までに、ベラルーシ、ウクライナおよびロシアにおいて、
事故当時18歳以下だった人々の中から約4,000件の甲状腺癌発症があった。
被曝時に若ければ若いほど甲状腺癌を発症するリスクが上がる。

甲状腺癌は放射性ヨウ素による被曝によって引き起こされる。
推定によると、チェルノブイリから放出されたヨウ素131の半分以上は
旧ソビエト連邦の外部において沈着した。
チェコ共和国と英国において、甲状腺癌発生率が上昇した可能性が報告されているが、
西ヨーロッパにおける甲状腺癌を評価するにはさらなる調査研究が必要である。

使用するリスクモデルによって、
将来の甲状腺癌増加数はベラルーシのみで18,000から66,000と幅がある。
当然、ウクライナやロシアでも増加は起こる。
予測の下限値は、相対的リスクが被曝後40年間一定量であるというもの。
上限値は一定の相対的リスクが一生続くと仮定している。
最近の日本の原爆被爆者からもたらされた証拠によると、
後者の予測のほうがより現実的であると考えられる。

白血病
白血病の増加に関してはそれほど明確ではない。
ロシアのリクビダートル及びウクライナの高濃度汚染地域における
増加に関するいくらかの証拠は存在する。
また、西ドイツ、ギリシャ及びベラルーシにおける
幼児白血病の発生率が増加したことを示唆する研究も存在する。

他の固形癌
多くの固形癌においては、被曝から発生までに20から60年ほどの潜伏期間がある。
事故から20年経った現在、ベラルーシにおいては平均して固形癌の発生率が40%上昇が確認されており
上昇率は汚染度のもっとも高い地域においてもっとも顕著である。
2005年のIAEA/WHO報告では、45歳以下で被曝した女性の
閉経以前の乳癌発生率増加に関する予備的な証拠を認めている。

癌以外の影響
癌以外の二つの症状、白内障誘発と心血管疾患が
チェルノブイリとの関連を示す明確な証拠とともにしっかりと記録されている。
放射能による水晶体の変質はチェルノブイリ周辺地域に住む
5-17才までの子供及び若者にいて確認されている。
チェルノブイリの緊急作業員を扱った大規模な研究では、心臓系疾患の大幅な増加を示している。

遺伝的影響
放射線が遺伝子や染色体を損傷することはよく知られている。
しかし遺伝子の変化と将来の疾病との関係は複雑なものであり、
そのような変化が将来においてどのようなリスクをもちうるのかは
多くの場合では不明確である。

その一方で、チェルノブイリ事故で被曝した人々における遺伝的損傷に関して
近年多くの研究が行われている。
ベラルーシの研究は生殖細胞ミニサテライト変異率が二倍近くになると示唆。
ウクライナで被曝した家族のコホートの分析においてもこれらの発見は確認できる。
しかし、これらの変化が結果としてもたらす臨床症状に関しては未だに明確ではない。

精神的健康と心理社会的効果
その他の影響を軽視する様子が認められる一方で、
IAEA/WHOの報告は、チェルノブイリによる大規模な精神的、
心理的および中枢神経的影響を明らかに認めている。
「チェルノブイリによる精神的影響はこれまでに認められた中でも
もっとも大きな健康被害である。
この災害の大きさと範囲、影響を受けた人々、
そして長期的影響はこの事故を記録上最悪の産業事故にしている」
これらの心理的影響の原因は複雑であり、いくつかの要因が関連している。
中には放射能の汚染に関する不安、ライフスタイルの変化-特に喫煙と飲酒-、
犠牲を強いられることによって生まれる社会からの疎外感、
そして避難と新たな生活におけるストレス等。
であるがゆえに、これらの症状のどの程度がチェルノブイリの被爆の影響であるかを判断するのは難しい。
(なのにIAEA/WHOは喜び勇んで関連があるとしてる、ということなのかな?)

集団線量
被爆は基本的に二種類の測り方をされる。個人線量および集団線量である。
個人線量は人一人ごとの被爆を計算あるいは計測する。
いっぽう集団線量とは、一定地域において被爆した全ての人々の個人線量の合計値にあたり、
たとえば作業集団、国、地域、あるいは世界といった単位ではかる。
集団線量は、多くの人々が長期間にわたって
低線量被爆をうけるような場合においては特に重要である。
集団線量の推測は被爆の健康被害を将来にわたって予測するにあたって必要不可欠な道具である。
例を挙げると、被爆したベラルーシ、ロシアおよびウクライナの人口は
70年分の集団線量の約1/3を事故後最初の一年で浴びた。
次の1/3はそれから九年間(1987-1996)の間に、残る1/3は1997-2056年の間に浴びることになる。

IAEA/WHOの報告によると、ベラルーシ、ウクライナ、ロシアにおける
集団線量は55,000人シーベルトであり、
これは高いところでは300,000人シーベルトという評価の幅の中でも下限値に近い。
IAEA/WHOは時間的推測を2006年で切っており、
またヨーロッパ及び世界中の集団線量は示せていない。これらはかなり重要な限界である。

これまで発表された中で最も信頼のおける推測値によると、
世界全体でのチェルノブイリフォールアウトによる集団線量は600,000人シーベルトであり、
チェルノブイリをかなりの差で最悪の原子力事故にしている。
これらの合計集団線量の内訳は以下のようになっている。

36%がベラルーシ、ウクライナ及びロシアの人々
53%が残りのヨーロッパ、
11%が残りの世界各地


将来の癌死増加の予測

発表された集団線量をもとに、癌死の増加が予測できる。
ベラルーシ、ウクライナ及びロシアにおいては、
発表された癌死増加の予測は4,000から22,000となっている。
世界全体を対象とした場合、14,000から30,000と言われる。
これらは大きくリクスファクターによって左右され、
使用されるリクスファクターは科学者によって異なる。
最近発表された複数の研究は、
低線量被曝に関して現在使用されているリクスファクターは
より大きいものにする必要があることを示唆している。

IAEAは2005年9月5日のプレスリリース
「チェルノブイリ・事故の真実の規模」において、
最大4,000人がチェルノブイリの放射能被曝によって死亡する可能性があるとした。
この数値は世界中のメディアによって引用されている。
しかしこの発表は誤解を招くものだ。
IAEA/WHO報告の中での計算では9,000という死亡件数予測が上がっている。

当報告では、使用されるリスクファクターによっては
(つまり、一人シーベルト辺りの癌死リスク)、
世界の集団線量600,000人シーベルトにおいては
今後30,000から60,000癌死が増加すると計算する。
これはIAEAプレスリリースの7から15倍という数値である。


結論

チェルノブイリ事故の正確な影響が完全に把握されることはほぼ永久にないであろう。
しかし、事故後20年経って、公式発表よりはるかに大きな影響があることは明確になっている。
我々の総合的結論としては、この前例のない事故の規模と
この長期的な世界規模の環境的、健康的、あるいは社会的経済的影響を
しっかりと認知し、各国政府のエネルギー政策に反映される必要がある。


この報告の結論を要約すると以下のようになる。

・IAEAプレスリリースの7倍から15倍にあたる、30,000から60,000の癌死増加を予測。

・癌死増加予測は使用されるリスクファクターによって大きく異なる。

・甲状腺癌の予測はベラルーシのみで18,000から66,000(リスクモデルによる)となる。

・潜伏期間の長い固形癌は、事故後20年を経てその影響が見え始めている。

・ベラルーシ、ウクライナ及びロシアは著しく汚染されたが、フォールアウトの半分以上はこれら以外の国々で沈着した。

・チェルノブイリのフォールアウトはヨーロッパ全土の40%を汚染した。

・もっとも信頼できる集団線量は約600,000人シーベルトで、これは2005年のIAEA/WHOによる予測の10
倍以上にあたる。

・チェルノブイリの集団線量の約2/3はベラルーシ、ウクライナ、ロシア以外の国々に飛散した。ことに西ヨーロッパである。

・チェルノブイリで放出されたセシウム137の総量は公式発表より30パーセントほど多いと推測されている。


最近のIAEA/WHOの研究について
チェルノブイリの健康及び環境への影響に対するIAEA/WHOによる研究は複雑なものだ。
一方においては、報告がベラルーシ、ウクライナ及びロシアにおける
チェルノブイリの影響に対する広範な検証を含んでいたことは認識する。
もう一方では、報告はそれ以外の土地における影響に関しては沈黙している。
より多量のチェルノブイリのフォールアウトはこれらの国々の外に降下している。
これ以外の国々、ことに西ヨーロッパにおける集団線量は、
ベラルーシ、ウクライナ、ロシアの倍となっている。
これは、それらの人口(三国以外で被曝した人々)における癌死の増加が
ベラルーシ、ウクライナ、ロシアの倍になることを意味する。

他の国々におけるチェルノブイリの影響に対する
検証をしそこなった原因は、科学者のチームではなく、
IAEA及びWHOの政策作成機能部分にあるようである。
これらの抜け落ちを修正するための我々の提言は、
IAEAからは独立してWHOがチェルノブイリのフォールアウト、
集団線量及び残る全世界、ことに西ヨーロッパに対する影響の検証及び報告を行うことである。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

翻訳してくださってありがとうございます!
(オーストリアがオーストラリアになっている箇所が1つ。リスクファクターがリクスファクターになっている箇所がいくつかありました。訂正お願いします)
仙台在住の小学生の母です。チェルノブイリの放射能汚染に比べ、日本での広がりはどのようなものなのかずっと気にしています。程度の差こそあれ、影響が確実にある土地に住み続けるのは覚悟が要ります。いったいどんなリスクを相手にしているのか、それはどう避けられるのか。例えばオーストリアではどんな対処をしているんだろうと思いました。




Re: No title


> (オーストリアがオーストラリアになっている箇所が1つ。リスクファクターがリクスファクターになっている箇所がいくつかありました。訂正お願いします)
はい、ご指摘ありがとうございます。後でやっときます。

> 仙台在住の小学生の母です。チェルノブイリの放射能汚染に比べ、日本での広がりはどのようなものなのかずっと気にしています。
それはご心配なことでしょう。

このTORCHの報告書にあったチェルノブイリの放射能汚染地図と、
文科省発表の航空機モニタリングによる調査地図の比較がhttp://twitpic.com/5xgham
こちらになります。

View full sizeというのをクリックしていただくと、詳細に見えるかと思います。
仙台市内の位置にもよりますが、セシウム137の地表濃度が
<10K、つまり10キロベクレル/平方メートル以下の箇所が大部分で、
それより色の濃い部分が10から30キロベクレル/平方メートルになります。

セシウム134に関しても、ほぼ似たような広がりになっていると思いますが、
こちらは文科省のホームページから、航空機モニタリングの結果がダウンロードできます。

バズビー氏の講演にあったトンデル氏の論文によると、
100キロベクレルで癌の発生率が11パーセント上昇した、という結論です。
ただこれは内部被曝の状況やその他核種の濃度によっても変わってくるかと思われます。

オーストリアの対処はよく知りませんので、機会があれば調べておきますね。

ご心配であれば、線量計を一台購入されるのがやはりお勧めです。
そしておうちの中、お子さんがよく遊ばれる場所などの線量を調べること。

多くの線量計は、数値自体にはあまり信用をおかず、
あくまで比較、こっちはここの何倍、という風に相対的に高い場所を割り出すのに
使われるといいようです。
非常に高い数値を示す場所があれば、それは自治体、
それで埒があかなければ、調査を行っている支援者、
たとえば東大アイソトープセンター児玉教授や、
放射能汚染地図で有名になられた木村氏のような方々に
除染の協力を依頼すべきかもしれません。

また、食べ物飲み物も本当に目安ではありますが、汚染度の高い物には反応しますから、
産地偽装や検査漏れの対策には一応なります。

(線量計はビニール袋に入れて汚れないようにお使い下さいね。
放射性物質がくっついてしまうとなかなか取れなくて正確な測定ができなくなるので)

外食や加工品に関してはhttp://www45.atwiki.jp/seizousho/m/pages/194.html
このサイトがとても良いと思います。
ただ、これは産地でより分けていますので、
問題になった腐葉土のように放射性物質を含む肥料などを使って栽培された場合、
あるいは瓦礫処理、汚泥処理などの関係で無関係な土地が汚染されてくると
産地があまり頼りにならなくなりますのでお気をつけください。

ツイッターで検索ボックスに#OKFoodを入れて検索されると、
様々な方々が同様に産地の確認や各メーカーの検査状況を電話等で確認された結果
良いと思われる食べ物の情報が、

#NGFoodで検索されると逆にダメと思われる食べ物の情報が収集できます。

牛乳、乳製品、豆類等は特にご注意ください。
その他、放射性物質をとりこみやすい動植物ととりこみにくい動植物があります。
それらの情報をまとめてあるサイトもあったはずですが、
今ちょっとリンクが見つかりません、ごめんなさい。

吸引による内部被曝に関しては、やはりマスクがいいようです。
おうちの中での線量がご心配な場合は、
HEPAフィルター搭載の空気清浄機が良いとも聞きます。
これは原発設備の中でも線量低下に使われるフィルターだそうです。

風向きが福島から向いているときには、窓を閉めエアコンを使われたほうがいいです。
エアコンも一応フィルターを通しますので。
ただフィルターも比較的こまめに掃除されたほうが良いかもしれません。

おうちの中の線量を下げるのには、こまめな拭き掃除が一番のようです。
これも線量計があるとやりやすいと思われます。
また、外の枯葉等に溜まりやすいようですので、そちらもこまめに掃除されるのが良いかと。
ただし、お掃除されるときはマスクと二重手袋をお忘れなく。

お外からおうちに入るとき、外で埃をはたく、
入ったらすぐに手をよく洗う、のどもうがいする、あと鼻洗浄も効果的かと思われます。

お子さんがお外で遊ばれるときには、夏は難しいでしょうが
専用の遊び着のようなものを上に一枚着て、
家の外で脱ぐ等されると良いでしょう。
使い捨てにできるものがあればなお良いのですが。
外で遊んできた場合には、すぐに着替えてシャワーを浴びると良いかもしれません。
(リンスは使わないほうが良いという話も聞きました)

もしもお子さんが体調を崩しやすくなり、
とまらない鼻血、通常の薬が効かない下痢、発熱、治らない風邪等の症状が見られ、
病院で検査してもわからないというようなことになった場合、
放射性物質の影響である可能性があるようです。

その場合、汚染の少ない地域で休養することが効果的なようです。
理想は二ヶ月だそうですが、二週間でも三週間でも、
ご親戚のおうち等あればそちらに遊びに行かれる等するのがよいよう。

チェルノブイリの架け橋という、そのような保養施設をボランティアで
なさっている野呂さんの講演ビデオがこちらです。http://bit.ly/qCTnCt
色々と参考になるかと思います。

野呂さんのご経験では、一ヶ月の休養でかなり体調が回復するとのことです。

今最も問題になるのがセシウムですが、セシウムはカリウムに似ているので、
体がカリウムと間違えて取り込みます。
でもこれはお子さんの場合代謝が早いようです。
汚染のないところで、よく運動をして汗をかき(カリウムとセシウムが排出されます)
カリウムを取ることで代謝が促進されます。
バナナを食べたり、フルーツジュースなども良いようです。
これは普段から多めに取るようにしておいたほうがいいかもしれません。
バナナはほとんど輸入品ですしね。

乳酸菌やビフィズス菌、手作り味噌などに入っている酵母菌等も
良いという話もあります。確実性はないですが。
乳製品と大豆製品は注意が必要なんですよね…。
輸入品でそれらを摂取できるのが理想なんですが。

また、マルチビタミン・ミネラルを所定量摂取するのも効果があるそうです。

お風呂の水などはさほど繊細にならなくても良いようですが、
怪我などをして傷口がある場合は、一応ラップで覆うなどして
入浴されるのが良いでしょう。
外に行くときにも、傷口はできるだけカバーするようにしてください。

お母様のご心労も大変なものでしょうから、
ツイッター等を通してでも、相談できる相手、
悩みを共有できる相手をできればご近所等で見つけられると良いのですが…。
話せるだけで全然違いますから。
(もちろん私も出来る限りご相談にはのります)

線量計もシェアできなくはないものですし、
線量測定なども手分けしてできますし。

長くなりました。ごめんなさい。知ってることはできるだけお伝えしたくて。
また、ブログ本体にまとめますね。

お母様もしんどくなったら、私を含め外で反原発を訴えているような人間たちに
どんどん助けを求めてください。
お一人で悩みすぎたりがんばりすぎたりなさらないでくださいね。

プロフィール

Author:umi238
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。