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NYTimes - 一号機の炉心溶融、格納容器に流出の恐れ

http://www.nytimes.com/2011/04/07/world/asia/07japan.html?_r=1

全文:

ワシントン - 米国原子力規制委員会(NRC)は水曜日に、被災した日本の原子炉炉心がおそらく鋼鉄製の圧力容器より、格納容器の底に漏れ出しているだろうという見方を示した。これはこれまでに考えてられていたより損傷がひどいことを意味する。

この発表は福島第一プラントのオペレータである東京電力が、一号炉における爆発を防止するために窒素の封入作業を開始したのに伴い行われた。

委員会は、この発表は二号炉に関するものであり、これは二号炉格納容器下部にあるドライウェルと呼ばれる構造における高い放射線量をもとにした推測であると強調した。発表によると、委員会は「原子炉容器が破壊されたとは考えにくく、ほとんど全ての炉心は容器内に残存しているものと考える」という。

この発表は、マサチューセッツ州選出の民主党下院議員、エドワード・J・マーキーが下院の聴聞会において、「炉心が容器より流出したと委員会より聞いた」と発言した後に行われた。

議員はスタッフが委員会に提出した質問を根拠にこの発言を行った。しかし、委員会は彼に火曜日にEメールで返信しており、溶融の可能性には言及しないまま、「二号炉炉心の一部が圧力容器の外に、下部のドライウェルに出ている可能性がある」とした。
聴聞会の後、多数の質問が殺到するなか、委員会は「原子炉からドライウェルへ漏洩の道筋が存在する可能性がある」とした。

燃料が溶解しているのか固形なのかについては言及がなかった。もしそれなりの寮の溶解した燃料が圧力容器を離れてドライウェルに流れ込めば、この燃料が格納容器から逃げ出して大規模の放射能放散が起こる可能性が高まる。

同タイプの原子炉を運営する企業たちによって作成された研修用マニュアル(2009年版)には、creep ruptureという現象の可能性が言及されている。これは炉心燃料が小さな穴より漏れ出し、漏れるに従って穴を広げていくというもの。溶解した燃料はさらに大きな穴を「切除」することができると同文書は語っている。その後、燃料はドライウェル底部の鋼鉄を溶解貫通し、コンクリートと反応して一酸化炭素と水素を放出、これらは爆発的な反応を起こす可能性がある。

一部の技術者は、原子炉容器の底に集中して溜まった燃料は、容器を貫通しさらに基礎部のコンクリートを貫通するという仮説を立てている。そのような出来事の要素となるのが、原子核連鎖反応の再発(訳注・再臨界)だと思われる。溶解して一体化した燃料においては、几帳面に整列させられた燃料棒の間に制御棒を滑らかにスライドさせるようなわけにはいかず、再臨界を制御するのは不可能となる。

別の専門家によると、福島第一で使われている燃料での再臨界は難しいか不可能だとしている。

NRCのマーキー議員に対する対応においても、同日行われた発表においても、そのような深刻な事態の概要を語ってはいない。

委員会のスポークスマン、スコット・バーネルはEメールで、圧力容器から炉心内容物が漏れたことは必ずしも圧力容器の損壊を意味するものではないという。圧力容器には多くのパイプが貫通しており、それらのうちひとつのシールが壊れたのかもしれない、と彼は言う。

委員会はいつ流出が起こったかについては触れなかった。マーキー議員への火曜日のEメールでは、委員会はドライウェルの放射線レベルに関して数分で死に至るに足る高い数値を提出している。

委員会は、原子炉容器が損壊していないという見解に基づいて、「二号炉に淡水を送り込み、冷却を継続するためにありとあらゆる手段をとらなければならない」と述べた。

東電のスポークスマンであるリンダ・ギュンターは委員会の分析を一蹴。「二号炉の格納機能は保持されていると理解している。だが、圧力抑制プールの破損が放射能漏れの原因と見ている」

だが日本の原子力保安員スポークスマンは、NRCの主張は理解しており、炉心が格納容器に漏洩した可能性に同意
を示した。保安員はまた、一号炉に対する窒素封入が蓄積されつつある水素が爆発することを懸念した上で行われていることを認めた。しかしこれはあくまで予防的措置であり、爆発の危険が差し迫ったものではないという。

「大量の水素があるとは思えない」と西山ヒデヒコ氏、同機関Director補佐官は水曜日に会見で述べた。

窒素が原子炉に封入されるのは初めて。同様のに措置が後に二号炉、三号炉に対してとられる可能性がある。

3月11日の地震と津波で原発が損傷した後の数日間に、水素爆発がいくつかの炉で起こっている。爆発は原子炉建屋を損傷した。これは、燃料棒のジルコニウムが水蒸気と反応して発生した水素による爆発だと見られている。

西山氏は現在の懸念は、炉心が冷却されるに従って炉心内の蒸気が減り、酸素が侵入するための空間が生まれ、水素と反応し爆発することだという。窒素の封入は、水素と酸素の量を減らすことになる。

窒素封入はNRCが3/26付けで作成した非公開の状況評価において推薦された手段のひとつである。西山氏は、委員会の推薦は日本国内で既に議論があったこの手段を具体化し、強化する内容だったとしている。

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