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復興・復興・復興


うちも神戸で家が一瞬でぶっ潰れて家族全員命からがらだった。

だから、被災地の話はマジで他人事じゃない。

しかし、具体的に「復興」というには時期尚早な気もする。



震災から一週間以上経った頃にもまだ、20リットル入りのポリタンクが

片手で軽々と持ち上げられたのを覚えている。

アドレナリンがまだそれだけ出てたんだろう。

地震の直後、うちの両親は犬を救い出すため、

素手でトタンの壁を剥がしている。

数日後、でかいおっちゃんたちがバールを使っても手こずったトタンの壁を。

脳はまだサバイバルモードにあったということだろう。



ああとりあえず生き残ったんだな、という実感が湧くまでに二週間ぐらいはかかる。

それから「生き残る」ことから「とりあえず生きる」ことへ焦点が移り、

本格的に復興だのなんだの、先のことを考えはじめられたのは数ヵ月後だった。

もちろん、どれぐらい怖い思いをしたかにもよる話だけれど。



神戸では被害はかなり局地的だった。海側の平地の比較的細い帯に大きな被害が集中した。

しかも神戸は比較的裕福な土地だ。それでも、こうだ。

津波の被害は想像を絶する。

目の前で人に死なれた人。

助けようと思えば助けられたかもしれないという思いを胸に抱いている人。

ふだんの生活の中でそういう壮絶な思いを抱えている人に、

「とりあえず生活建て直しなさい」なんてなかなか言えない。

思いを整理する時間を彼らは必要としているんじゃないだろうか。

ましてや原発問題が何の好転も見せないまま、

これから土地がどのような被害を受けるかもわからない状態で

その土地における復興を促すのって、どうなんだろう?

ここで必死になって生活を立て直そうとして、畑に作物を植えたりなんだりして、

それでまた「この土地には今後二十年は住めなくなります」なんて言われたら…?


自殺した福島の農家のおじさんは、有機栽培を何十年もやってきた人だという。

有機栽培のための土地づくりには何年も何年も時間がかかると聞いた。

それがダメになってしまったショックは確かにあるだろうけれど、

彼の持っていたノウハウは他の土地でも貴重な宝物となったかもしれないのに…。

そこに彼が生きる希望を再び見い出せたかもしれないのに…。


たとえ政府にその気があったとしても、今の状態でどうもできないのはわかる。

放射能漏れが今後どう推移してどの程度続くのか、誰にも正確な予測は立てられない。

もし台風の季節になってもまだ放射能漏れが続いていたら?

かといって、実際に被害が確定するのでもない限り、

どうやって人々にふるさとを捨ててよそで耕作しろなどと言えるだろう。


ああしかしだからこそ今、正確な情報の開示が必要なんだよな…。





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