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リスクの分散について


まだ原発事故初期の頃、たぶん一号機が爆発した直後ぐらいか。いやその前かな。

ロンドン駐在のミズホインターナショナルのなんとかという人がアルジャジーラに出てきて、

「いや、でも日本が原子力エネルギーから離れることなど不可能だ」と言った。

その時点で、ちょっとムッときた。

「なんでお前がそれを決めんねん?」と思った。

それは日本国民がこれから考えて選ぶ話やろう、と。

だいたい、事故がまだ進行中で被害がどこまで広がるか全く予想も確認もできてないのに

何を一人で勝手に結論先走ってくれてんねん、

原子力ロビーのまわしもんか?(つーかなくもない話だからそれなりに怖い・笑)


だってその先の理由が、「日本はdiversificationを選択した」だって。

diversificationというのはリスクの分散という意味だ。

基本、投機の世界の話。

たとえば今、大量の円を持っていたとする。

で、今から円は下手すると下がりまくるから、

円にして置いておくのは危険だ、と思う。

しかし、ドルにしてもドルが上がるか下がるかは怪しい。

ユーロはまたポルトガルが破綻してヤバイし。

で、そういうときに、円だけにしとくよりは、

円とドルとユーロに分散したほうが最終的なリスクは

少なくてすみますよ、という考え方だ。



ミズホインターナショナルは少々補足する必要を感じたようで、

「中東の石油に依存している状態が危険だからだ。今もリビアの動乱で石油価格が上昇している。

こういう状況で脱原子力はとても現実的とは言えない」と言い、

さらに補足する必要を少々感じたようで、「二酸化炭素排出量問題もある」と付け加えていた。



確かに、中東の石油に依存しているのは危険だろう。

しかし原発の安全運転がその他の電力に依存しているかぎり、

車の大部分がガソリンで駆動しているかぎり、

我々が石油ファンヒーターを使っている限り、

石油への依存はなくなりはしない。

「いくらか減る」という程度のものだ。

そしていくらか減った分、原子力資源への依存が生まれる。

ウランだって埋蔵量は限られているわけで、

そのウランの値段が上がるリスク、あるいは生産が落ちるリスクを

新たに背負い込むことになるわけだ。


リスクは「拡散」しただけ。同時に両方を失う可能性が減っただけだ。

このリスクの拡散は、ある種の投機においては有効なんだろう。

それでもサブプライムローン問題を見れば、拡散が金融界においてすら

万能でないことがわかる。

どこに置いたお金も消えてしまうことも起こりうる。

(つまり石油とウランと天然ガスの値段が全て上がる)


ましてや、それが現実の一国のエネルギー供給においてともなれば…。



万が一、石油の輸入が途絶えたとしよう。

そんなとき、火力止めて原発だけ動かせますか?

無理でしょ?

もしもっぺん大地震が来たらまた「全電源喪失事故」ですよ。

ディーゼルエンジン使って冷却するにも軽油がいる。

だから油なしには絶対やっていけない。

見方によっては、石油への依存は原発が存在することで

むしろ大きくなってる。(必要最低限の値が)


基本的にこれで拡散されるのは金融リスクであって、その他のリスクじゃない。

だからうまく働いたとしても効果は、

「石油の値段が上がったけど、原子力エネルギーもあるから電気代が比較的安定してるね」

という程度のもの。

石油資源の枯渇に対して原子力が何を約束してくれているわけでもない。

原子力を推進し続けるならなお、火力に変わる安定供給が可能で信頼性の高い

電力の開発が必要だろう。



その程度のもんだ。diversification。

それを何を伝家の宝刀のごとく担ぎ出してんだ、ミスターミズホインターナショナルよ?

ってゆーかお前しゃべってて自分でちょっと気づいただろ?

あれ、俺、今言ってることちょっとおかしくないか?って。

はやく人間の世界へ戻っておいで。



二酸化炭素排出に関しては、ある意味もっと馬鹿げているような気もする。

いやいや、環境破壊しまくってんだろ、と。放射能漏れ。

だいたい、発生する熱の七割捨ててんだから

相当熱は放出して温暖化に貢献している。

しかしまあ、火力で三割を補えば確かによくないことにはなるだろう。

じゃあ、節電すれば?と。

今まで湯水のように電気を使ってきたんだから、

二、三割節電するのはそこまで難しい話じゃないと思う。

と同時にその電力不足を新たなエネルギー資源開発の

インセンティブにすりゃあいい。

ほしがりません、勝つまではができた日本なら

それぐらいできそうな気がマジでしてしまう。




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うちの友人がフェイスブックで、反原発の人たちは代替案があるのかと呟いていた。

Are they willing to live without any electricity? And will they force us to do the same?

みたいな文だった。

彼らは電気なしで生活する気だというのか?そして彼らは我々にも同じことを押し付けるというのか?

というような内容だ。


正直。

ものすごく正直に言うと、これを見た瞬間、こいつをどつきたくなった。

もちろんグーで。顔行くかもなあ……でもそれは可哀想すぎてみぞおちで妥協しそうだな。

こんなことを聞くと本人はとてもショックだろうが、

こんな愛のこもったパンチもそうそうないだろうとは思う。



わたしは個人的に、三割使用電力をカットしろといわれれば全然構わない。

ただわたしは、週にいっぺんぐらいは、電気も水道もなかったウガンダの僻地に

移住しようかと考えるような奴だし、

日本人の圧倒的大多数は電気も水道もないとこになんか

絶対行きたくないと思ってるんだろうな、と考えると、

たとえその大部分が単なる食わず嫌いだったとしても、

まあわかってくれって言うほうが無茶なんだろうな、とは思う。



しかしあれは、よくわからん。

「同じことを我々にも押し付けるのか」って、

お前はじゃあ三割節電するのが嫌だから

原発を地方に押しつけんのかっていうツッコミは、

発言する前から予見できるはずだ。

できない、あるいはできても敢えて言うということは、

どうやら感情的になっているようだが、いったいなぜなのか。


わたしもそれを言っちゃうと相手の引っ込みがつかなくなるんだろうな、

という予感がした。

それでもけっこー言いたかった。

言いたいことを言いたい性格なんだろう。もともと。ものすごく。

でも今回はさすがに、そんなことをしてる場合じゃないなと思った。

そういう性格だからって自分を甘やかしてるような場合ではないのだ。



とりあえず今の時点で反原発・原発存続/推進で争うのも不毛だろう。

どれだけ被害が出たかなんて、今の時点では憶測できるだけのデータすら

公開されてない。SPEEDIの試算だって国民に公開されたのは一回だ。

でも今回どれだけ被害が出たかも全く想像もできない状態のまま、

原発は危険だとか安全だとか言っているのも実に不毛だ。

実際今、原発存続を求める人たちだってその多くは、

もし五年後に福島で小児癌の発生率が異常に上昇するような事態になれば

「え、ちょっと待って」と思うと思う。

そのリスクを敢えて地方に押し付けようと思う人はいないと信じたい。

逆に、政府や東電が今のグダグダな対応を続けてなお

もし癌の発生率にほとんど変化が見られなかった場合、

反原発の人たちは「え、ちょっと待って」と思うだろう。

わたしはどちらかというと後者かな。



たとえば汚染が確認された地下水の水脈図とか、あれ聞かれたの何日前だ?

まだ三月だったんじゃないかな。東電が持ってるはずなのに出さない資料。

同じ水脈から水くみ上げてる人もいるわけだから、

これはすぐ調査して、各地点での線量確認と核種分析をして、

安全が確認されるまでは飲料禁止にされなきゃいけないだろう。



で、まともな代替案が出るまでは反原発の言うことは聞きたくない、

とばかりなわたしの友人ですら、

別にそういうことに反対してるんじゃないと思う。

だから焦点を原発の廃止ではなく、

情報公開・被害拡大の防止・とにかく今すぐ止めたほうがいい

いくつかの原発の停止、という三点に絞ったほうがいいんじゃなかろうか。



その点ではまず双方合意できるだろうし、

情報公開を実現させるには相当のピープルパワーが必要なわけだから。

それで確実な情報を一緒に引っ張り出して、

現状認識を共通のものにしてからのほうが、

今後のエネルギー政策の方向性を考えるにはよっぽど有益だろう。


と、最初は「どついたろか」と全く大人げなく思ったくせに

やたらとわかったふうなせりふを書き込んでただけでは

さすがにただの偽善者やなあと苦笑いしながら思ったので、

これまで明らかになっているところの情報を

わかりやすく見やすく整理するサイトを作ることにした。

実際問題として、ふつうの人に東電会見に付き合ってる暇はないだろう。

たとえば東電会見を全て正確に要約し、宿題のリストを作ったり、

実際問題何が起こったのか、タイムラインを各種報道で比較したり。

後から訂正されるような話も多すぎて、

何がなんだかよくわからなくなっちゃってる人も多いんじゃないだろうか。

明確な事実がないからこそ、話が感情論になるわけで…。

それなりに明確な事実が出てくれば、ちゃんと建設的な話はできると思う。


というわけで、あちらではできるだけ中立を心がけて建設的になりつつ、

こちらで個人的で偏った非建設的なことをぼやいていこうと思う。




上杉発言とアルジャジーラ


上杉隆はスゲエ奴だと思うけれど、「アジテーターだな」と言った誰かの呟きには同意する。

たぷんこういうモロにアジテーターという役どころは本人の趣味でもイマイチないんだろうなとは思うけれど、

権力機構に手っ取り早く揺さぶりをかけようと思うと、そういう役を演じる人間が一人二人は必要とされる。

実際に、ここ一、二週間で彼に代表されるフリー/独立系ジャーナリストたちの動きが

大きな反響を生みつつあるのは、総務省のみっともない自主削除勧告を見ても明らかだ。

そういう役を演じる人間が必要とされるのと同様に、アジテーターの表現を事実に応じて修正することも

世の中が変わるためには必要なんだと思う。


私はテレビでは主にアルジャジーラを見ているけれど、アルジャジーラですら原発報道に関しては

「極めて慎重」とでもいうところだと思う。

まず、原発事故発生直後、特派員たちは福島から退避して仙台その他からレポートを送っていた。

爆発の後は青森まで退いた。三月末も近くなってやっと、東京に戻ってきた。



アルジャジーラ・イングリッシュは最近の物凄いゴタゴタ

(コートジボワール内戦危機、スーダンの国民投票、チュニジア・エジプト・バーレーンで始まった革命の波、

リビア内戦勃発・国連軍事介入、そして日本の地震・津波・原発。

その間にちらちらとイラク、アフガニスタン、パキスタン、そしてイスラエルとパレスチナなんかが出てくる)

における自らの報道姿勢を問うドキュメンタリーをソッコー作って流した。

まだ三月下旬に入らないぐらいの頃。

その中で、「自分たちもワケがわからなかった。どこまで逃げれば安全なのか、本社にもわからなかった。

今になれば過剰反応をしたような気がする」と日本に送られた特派員が語っていた。



12日か13日か14日ぐらいの時点で、北アフリカの革命でウェブの声を拾いまくっている

アルジャジーラならばひょっとするとと思い、

独自の放射線測定と放射能の拡散予想を行ってくれるようメールを送った。


アルジャジーラのニュース編集部は、驚くほど原発に関して無知だった。

そしてさまざまな専門家を呼んだが、人によって言うことは実に様々だった。

最初はどの時間のニュースを見るかによって、真逆のことを言う専門家が現れた。

ホウ素を入れたから再臨界は起こらない、冷却すればいいだけだ、云々という人。

おそらく炉心が溶け出しており、近いうちに水蒸気爆発か水素爆発が起こる、

そうなったら大規模な放射能漏れが起こり作業員が作業を続けられなくなるから

六機全部が溶融し、チェルノブイリを遥かに凌ぐ大惨事になるという人。

12日の時点では全く原発に関して無知だったアナウンサーもしかし、

「我々も全くこれに関しては無知で、現在進行形で学んでいるわけですが」と言う頃には

ある程度の知識もつけていた。

さて、水素爆発が三度起こって三号機が爆発し、さらに使用済み燃料プールで火災が発生したとなったとき、

安全派はかなり立場を失った。

そこで出演の比重が危険派にいくらか傾いた。

つまり、少なくとも爆発を予見していた人々に傾くわけで、その中には

「チェルノブイリを遥かに凌ぐ大惨事になる。もう手遅れかもしれない」とはっきり言う人もいたりする。

あのヘリからの放水作業にはアルジャジーラのキャスターたちもかなり不安をおぼえたらしい。

「こいつらマジで自分が何やってるかわかってんのか?」と。



ところが、十八日頃を境に放射線量が安定傾向を見せ始めた。

たぶん記者の全てが最悪の可能性として思い浮かべはじめていた大爆発は起こらなかった。

そこで、「うわ……あれ、俺らやってもた?」感が生まれたんだろう。

何せ、話を大袈裟にして人々の恐怖をスキャンダラスに煽るのはFOX Newsの十八番であり、

アルジャジーラ・イングリッシュとFox Newsは対極にある存在にして最大の天敵だ。

もちろん、今回の原発危機に関してもFoxは煽りまくっている。



以来、アルジャジーラの原発報道は「極めて慎重」になった。

「原発で騒いでいる間に、今助かる命がおろそかになっている」と猛烈な反省があったらしい。

取材は被災者の生活や現状に重点が置かれ、原発の話題に関しては極めて慎重だった。

どうも、日本の政府や東電が恐ろしく悪質な隠蔽を行うことはうまく想像ができないらしく、

頼むから東電会見に入って現場を見てくれと頼んでみたが、その頃ぐらいから

逆にアルジャジーラの報道を追う時間がなくなったのでよくわからない。

しかしさっきも一応日本の話は出たが、

・海への汚染水の放出
・一部の被災者赤プリへ「アップグレード」
・アメリカから世界最大のコンクリートポンプ車の提供、来週輸送見込み

という三つの話題を極めて短く繋げただけのレポートだった。

たぶんだが、100Sv/hの話題には触れていないと思う。

ふだんのアルジャジーラならば、

「後に東電は計器の故障である可能性があると発表しました。

この測定値が測定器の限界値である可能性に関しては確認中とのことです」

ぐらいのことは言ってくれるハズなのだが。



あまりにニュースが多すぎて対応できていないのか、

実際に日本に入った特派員たちも、復興に向けて生まれているように見える国民の団結力を

乱すようなことを言ってはいけないような気分になっているのか、

原子力ロビーの力はここにまで及んでいるのか、

それとも事実より自分の「役どころ」-Foxの対極にあるべき存在--に関する認識に

縛られているのか。

どれもちょっとはあるんだろうな。




NYTimes(Foxの国内における天敵というところだろうか)の記事から得た印象も、

決して上杉氏の言うような論調ではなかった。

「海外メディアの反応」と上杉氏が言ったような報道をしているのは主にFoxだ。

元NY timesの上杉氏がFoxの論調を借りるということは、意図的に煽ってる証拠だろう。

ロシア系の新聞等にしても、東電および日本政府が犯した間違いの中で

確立されて公表されたものを批判するにとどめ、

さらなる情報公開と国際協調を求めるばかりで批難してはいない。

ざっくりとした印象だが、出てくるデータを分析するのに必死で、

どのような過程を経てそれらのデータが出てきたかに関しては

最近やっと気づき始めたというところじゃなかろうか。



今回翻訳したNY Timesの記事の語調は印象的だった。

たぶん故意に、どちらとでも取れるところにまとめている。

たとえばメルトダウンのシナリオは「一部の技術者たちが仮説化した」

という、「どちらかというとありそうもない話」的表現を使い、

それに対する専門家の反論も掲載してるのに、

「これに関して委員会からの言及はなかった」とわざわざ言う。

そこには、「委員会も現実にこういう話がそれなりのソースから

出てるんだから、それに関して言及してもいいんじゃないの?

否定するならはっきり否定しちゃえばいいじゃん」という意図が伺える。

たぶん、アメリカの原子力規制委員会も保安員と本質的には似たようなもんなんだろう。

いや、たぶんアメリカのんはメンバーが公務員じゃないから、ある意味もっとひどいのかも。

知らないけどメンバーが議員だったら、選挙費用だけで買えるし、アメリカの議員の多くはそれに買われる。

原子力ロビーが恐ろしく金を持っていることは間違いない。

その一方で、主流メディアの中にもそれなりのツッコミを早い時点で入れる人々がいる。

彼らが東電の会見を同時通訳で全部追っていたりしたならば、

今よりだいぶ早い時点で「gross incompetence」だとか「gross negligence」だとかいう言葉が

出てきていたはずだ。つまり、東電は恐ろしく無能であるか、故意に、人々へ与える損害も省みず

情報の隠匿を行っている、という論調が作られていただろう。



つか、海外メディアにとって日本の公務員体質って、どう報道していいか全くわかんないぐらい

意味不明なモノなのかもしれない。



まあ私が思うに(個人の意見です)このように不幸な偶然が重ならなければ、

上杉が言ったような論調が東電および政府に対してとられていた可能性は高い。

しかし現実としては今のところ、そういう報道をしているのはFoxだとかそのへんみたいで、

上杉が好むNY Timesやアルジャジーラなんかの左派系大手は慎重な表現をしているし、

海外は被災者と原発事故処理の加害者を見分けられる冷静さを保っている、と私は思う。

あ、でもドイツ系全然読んでねえなあ…。





NYTimes - 一号機の炉心溶融、格納容器に流出の恐れ

http://www.nytimes.com/2011/04/07/world/asia/07japan.html?_r=1

全文:

ワシントン - 米国原子力規制委員会(NRC)は水曜日に、被災した日本の原子炉炉心がおそらく鋼鉄製の圧力容器より、格納容器の底に漏れ出しているだろうという見方を示した。これはこれまでに考えてられていたより損傷がひどいことを意味する。

この発表は福島第一プラントのオペレータである東京電力が、一号炉における爆発を防止するために窒素の封入作業を開始したのに伴い行われた。

委員会は、この発表は二号炉に関するものであり、これは二号炉格納容器下部にあるドライウェルと呼ばれる構造における高い放射線量をもとにした推測であると強調した。発表によると、委員会は「原子炉容器が破壊されたとは考えにくく、ほとんど全ての炉心は容器内に残存しているものと考える」という。

この発表は、マサチューセッツ州選出の民主党下院議員、エドワード・J・マーキーが下院の聴聞会において、「炉心が容器より流出したと委員会より聞いた」と発言した後に行われた。

議員はスタッフが委員会に提出した質問を根拠にこの発言を行った。しかし、委員会は彼に火曜日にEメールで返信しており、溶融の可能性には言及しないまま、「二号炉炉心の一部が圧力容器の外に、下部のドライウェルに出ている可能性がある」とした。
聴聞会の後、多数の質問が殺到するなか、委員会は「原子炉からドライウェルへ漏洩の道筋が存在する可能性がある」とした。

燃料が溶解しているのか固形なのかについては言及がなかった。もしそれなりの寮の溶解した燃料が圧力容器を離れてドライウェルに流れ込めば、この燃料が格納容器から逃げ出して大規模の放射能放散が起こる可能性が高まる。

同タイプの原子炉を運営する企業たちによって作成された研修用マニュアル(2009年版)には、creep ruptureという現象の可能性が言及されている。これは炉心燃料が小さな穴より漏れ出し、漏れるに従って穴を広げていくというもの。溶解した燃料はさらに大きな穴を「切除」することができると同文書は語っている。その後、燃料はドライウェル底部の鋼鉄を溶解貫通し、コンクリートと反応して一酸化炭素と水素を放出、これらは爆発的な反応を起こす可能性がある。

一部の技術者は、原子炉容器の底に集中して溜まった燃料は、容器を貫通しさらに基礎部のコンクリートを貫通するという仮説を立てている。そのような出来事の要素となるのが、原子核連鎖反応の再発(訳注・再臨界)だと思われる。溶解して一体化した燃料においては、几帳面に整列させられた燃料棒の間に制御棒を滑らかにスライドさせるようなわけにはいかず、再臨界を制御するのは不可能となる。

別の専門家によると、福島第一で使われている燃料での再臨界は難しいか不可能だとしている。

NRCのマーキー議員に対する対応においても、同日行われた発表においても、そのような深刻な事態の概要を語ってはいない。

委員会のスポークスマン、スコット・バーネルはEメールで、圧力容器から炉心内容物が漏れたことは必ずしも圧力容器の損壊を意味するものではないという。圧力容器には多くのパイプが貫通しており、それらのうちひとつのシールが壊れたのかもしれない、と彼は言う。

委員会はいつ流出が起こったかについては触れなかった。マーキー議員への火曜日のEメールでは、委員会はドライウェルの放射線レベルに関して数分で死に至るに足る高い数値を提出している。

委員会は、原子炉容器が損壊していないという見解に基づいて、「二号炉に淡水を送り込み、冷却を継続するためにありとあらゆる手段をとらなければならない」と述べた。

東電のスポークスマンであるリンダ・ギュンターは委員会の分析を一蹴。「二号炉の格納機能は保持されていると理解している。だが、圧力抑制プールの破損が放射能漏れの原因と見ている」

だが日本の原子力保安員スポークスマンは、NRCの主張は理解しており、炉心が格納容器に漏洩した可能性に同意
を示した。保安員はまた、一号炉に対する窒素封入が蓄積されつつある水素が爆発することを懸念した上で行われていることを認めた。しかしこれはあくまで予防的措置であり、爆発の危険が差し迫ったものではないという。

「大量の水素があるとは思えない」と西山ヒデヒコ氏、同機関Director補佐官は水曜日に会見で述べた。

窒素が原子炉に封入されるのは初めて。同様のに措置が後に二号炉、三号炉に対してとられる可能性がある。

3月11日の地震と津波で原発が損傷した後の数日間に、水素爆発がいくつかの炉で起こっている。爆発は原子炉建屋を損傷した。これは、燃料棒のジルコニウムが水蒸気と反応して発生した水素による爆発だと見られている。

西山氏は現在の懸念は、炉心が冷却されるに従って炉心内の蒸気が減り、酸素が侵入するための空間が生まれ、水素と反応し爆発することだという。窒素の封入は、水素と酸素の量を減らすことになる。

窒素封入はNRCが3/26付けで作成した非公開の状況評価において推薦された手段のひとつである。西山氏は、委員会の推薦は日本国内で既に議論があったこの手段を具体化し、強化する内容だったとしている。

低レベル放射能汚染水?


この低レベルって、どういうことだ?

体積辺りのベクレル数、つまり放射性物質の濃度なら、

どんだけ高レベルでも水で薄めれば低レベルになるわけで。

確かに海に入って拡散はされるだろうけれど、

放射能は「一回あたりの量が少なければオッケー」とゆーもんじゃない。

体の中にも環境にも蓄積されていく。

最近「半減期」がまるで「半減期すぎたらなくなっちゃう」ぐらいの勢いで使われてるけど、

半減期は飽くまで「半分に減るまでの時間」だ。

減るスピードはどんどん落ちて行くから、

残る半分が消化されるまでには半減期よりずっとずっと長い時間がかかる。

放射性ヨウ素だって体の中に蓄積する。

八日で全部消えたりはしない。

そしてその間、体の細胞はずっと中からくる放射線にさらされて、

被爆し続けることになる。


放射能っていうのはそれだけ怖いもんなのだ。

原発安全を唱えてきた人々は、原発の放射能を閉じ込める能力に絶対の信頼を

置いていたからそれを主張できたわけで、

放射能が安全ですなんて馬鹿なことをほざくやつはいなかった。

放射能を閉じ込める能力が失われた原発を目前にして

しつこく原発の安全性を主張する人たちは何を考えているんだか

さっぱのわからん。







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