スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

WHOの基準値


WHOの基準値について、やっと今日、一応確認することができた。

通常、自然界で発生する放射能に対しての基準値が、飲料水の場合10Bq/L。

原発事故から一年以内の環境には適用されないらしい。

日本の暫定基準値は300Bq/L。

さて、これに対して「こんなの全然安全レベルだよ」と言う人たちの根拠となっているのが、

IAEAのOperation Intervention Levelの数値。

それでは、3000Bq/Lという制限が設けられている。

これに比べると日本の基準はゆるい、なんて言ってる人たちがいて、

なるほどWHOも福島のレポートに「IAEAのOILと比較して日本の暫定基準は低い」とわざわざ書いてある。

これを、「国際基準と比較して日本の暫定基準は低い」と訳している人がいた。


しかし、このOILって何なんだよって話である。

日本語に訳すと運営上の介入レベルとなるらしいが、それはいったい何なのか。

IAEA自身は、緊急事態宣言が出されるような状態だと言ってた気がする。

それに関してはWHOにもう少しわかりやすいモノがあった。

これだ。

福島に関してのFAQ。「日本の水を飲んでも大丈夫?」という質問。

状況は刻々と変化してるから、はっきりはいえない、的な回答とともに、

基準の表が乗せてある。

左から、基準、基準値、その水を一年飲み続けるとどうなるか。

行が上から順に、WHO平時基準、日本暫定基準値、日本暫定基準値(乳幼児)、IAEA OILというもの。

3000Bq/Lの水を一年飲み続けたらどういうことになるか(ほかの数値に関しては飛行機の旅程や

レントゲンにたとえてある)に関しては、「該当せず。これは飽くまで初期対応の時期に、

対策がとれるまで一時的に適用されるべき最大限の数字である」とある。

さらに別の場所にWHOのプレゼンテーションがあったのだが、OILに関する想定としては、

乳幼児および妊婦がその環境にさらされるのは七日間となっている。

つまり、七日あったらそういうところから乳幼児と妊婦は避難させられるだろ、ということだ。

その間、飲み水や食料が不足することのほうが問題だというわけで、確かにそれはそうである。

七日間3000Bq/Lの水を飲み続けても、その後きれいな水を飲み続けられるのなら、

その被害は水を飲まなかった場合に比べてずっと小さいと、そういうことなんだろう。

当然、今の日本の暫定基準とIAEA OILの基準値を比べるのはナンセンスである。



ちなみに、WHOの食品安全基準によると原発事故後国際取引されてよい食品は、

ヨウ素131で100Bq/Kg (確か水に関しても同じだった)で、

そこにはこれ以下なら安全ですというお墨付きがあった。



と見て行くとよくわかるが、IAEAにしろWHOにしろ事故の想定は過去の事故を元にやってるので、

短期間で事態が一応収束することを前提にしている。

今回の日本のようにどれだけ漏れてるかもわからない状態がとりあえず二ヶ月続いていて、

さらにあと何年続くかよくわからない、という状態は全くの想定外。



その状態で。

野菜の基準値なんかはWHO真っ青の2000Bq/Kgにあげる、

子供の外部被曝に(保育園とか託児所にかよう幼児も含めて)20mSvという基準を適用する、

海開きはする、

みたいなことを同時にやってる状況で、300Bq/Lはやはり危険だと思う。


まあとかにく、データがないんだよね。被曝に関してはね。

だから結局主観の話になっちゃうんだよね…。









スポンサーサイト

リスクの分散について


まだ原発事故初期の頃、たぶん一号機が爆発した直後ぐらいか。いやその前かな。

ロンドン駐在のミズホインターナショナルのなんとかという人がアルジャジーラに出てきて、

「いや、でも日本が原子力エネルギーから離れることなど不可能だ」と言った。

その時点で、ちょっとムッときた。

「なんでお前がそれを決めんねん?」と思った。

それは日本国民がこれから考えて選ぶ話やろう、と。

だいたい、事故がまだ進行中で被害がどこまで広がるか全く予想も確認もできてないのに

何を一人で勝手に結論先走ってくれてんねん、

原子力ロビーのまわしもんか?(つーかなくもない話だからそれなりに怖い・笑)


だってその先の理由が、「日本はdiversificationを選択した」だって。

diversificationというのはリスクの分散という意味だ。

基本、投機の世界の話。

たとえば今、大量の円を持っていたとする。

で、今から円は下手すると下がりまくるから、

円にして置いておくのは危険だ、と思う。

しかし、ドルにしてもドルが上がるか下がるかは怪しい。

ユーロはまたポルトガルが破綻してヤバイし。

で、そういうときに、円だけにしとくよりは、

円とドルとユーロに分散したほうが最終的なリスクは

少なくてすみますよ、という考え方だ。



ミズホインターナショナルは少々補足する必要を感じたようで、

「中東の石油に依存している状態が危険だからだ。今もリビアの動乱で石油価格が上昇している。

こういう状況で脱原子力はとても現実的とは言えない」と言い、

さらに補足する必要を少々感じたようで、「二酸化炭素排出量問題もある」と付け加えていた。



確かに、中東の石油に依存しているのは危険だろう。

しかし原発の安全運転がその他の電力に依存しているかぎり、

車の大部分がガソリンで駆動しているかぎり、

我々が石油ファンヒーターを使っている限り、

石油への依存はなくなりはしない。

「いくらか減る」という程度のものだ。

そしていくらか減った分、原子力資源への依存が生まれる。

ウランだって埋蔵量は限られているわけで、

そのウランの値段が上がるリスク、あるいは生産が落ちるリスクを

新たに背負い込むことになるわけだ。


リスクは「拡散」しただけ。同時に両方を失う可能性が減っただけだ。

このリスクの拡散は、ある種の投機においては有効なんだろう。

それでもサブプライムローン問題を見れば、拡散が金融界においてすら

万能でないことがわかる。

どこに置いたお金も消えてしまうことも起こりうる。

(つまり石油とウランと天然ガスの値段が全て上がる)


ましてや、それが現実の一国のエネルギー供給においてともなれば…。



万が一、石油の輸入が途絶えたとしよう。

そんなとき、火力止めて原発だけ動かせますか?

無理でしょ?

もしもっぺん大地震が来たらまた「全電源喪失事故」ですよ。

ディーゼルエンジン使って冷却するにも軽油がいる。

だから油なしには絶対やっていけない。

見方によっては、石油への依存は原発が存在することで

むしろ大きくなってる。(必要最低限の値が)


基本的にこれで拡散されるのは金融リスクであって、その他のリスクじゃない。

だからうまく働いたとしても効果は、

「石油の値段が上がったけど、原子力エネルギーもあるから電気代が比較的安定してるね」

という程度のもの。

石油資源の枯渇に対して原子力が何を約束してくれているわけでもない。

原子力を推進し続けるならなお、火力に変わる安定供給が可能で信頼性の高い

電力の開発が必要だろう。



その程度のもんだ。diversification。

それを何を伝家の宝刀のごとく担ぎ出してんだ、ミスターミズホインターナショナルよ?

ってゆーかお前しゃべってて自分でちょっと気づいただろ?

あれ、俺、今言ってることちょっとおかしくないか?って。

はやく人間の世界へ戻っておいで。



二酸化炭素排出に関しては、ある意味もっと馬鹿げているような気もする。

いやいや、環境破壊しまくってんだろ、と。放射能漏れ。

だいたい、発生する熱の七割捨ててんだから

相当熱は放出して温暖化に貢献している。

しかしまあ、火力で三割を補えば確かによくないことにはなるだろう。

じゃあ、節電すれば?と。

今まで湯水のように電気を使ってきたんだから、

二、三割節電するのはそこまで難しい話じゃないと思う。

と同時にその電力不足を新たなエネルギー資源開発の

インセンティブにすりゃあいい。

ほしがりません、勝つまではができた日本なら

それぐらいできそうな気がマジでしてしまう。




リンク集


各地放射線モニタリング情報
・リンク集
http://wiki.livedoor.jp/ok2222/

気象庁ウィンドプロファイラ
http://www.jma.go.jp/jp/windpro/

ノルウェーによる放射能分散シミュレーション
http://transport.nilu.no/products/fukushima


原子力資料情報室
・慎重派、とでもいうべきか。楽観的ではないけれど説明がとてもロジカル。
http://www.cnic.jp/

原子力資料情報室による、被曝と健康被害のまとめ。3/22時点
http://www.ustream.tv/recorded/13473951

原子力資料情報室(元東芝原子炉格納庫設計技師後藤さん)による原子炉の基礎知識と現状。3/22時点。
http://www.ustream.tv/recorded/13472627

テーマ : 東北地方太平洋沖地震~The 2011 off the Pacific coa~
ジャンル : その他

基礎知識3 被曝の単位


最近反論が多いそうだけれど、被曝量の単位。
出てくるのはマイクロシーベルトやミリシーベルト。
1時間あたり1ミリシーベルトのところに10時間いると10ミリシーベルト被曝する。
被曝量との健康被害との関係は数字が微妙なので、
国の基準をあげておくと

・一般人が一年間に浴びてよい人工放射線の限界: 1ミリシーベルト
・放射線業務に従事する妊娠可能な女子が三ヶ月以内に浴びてよい人工放射能の限界: 5ミリシーベルト
・放射線業務に従事する人(妊娠可能な女子を除く)が一年間に浴びてよい人工放射線の限界:50ミリシーベルト
・放射線業務に従事する人(妊娠可能な女子を除く)が五年間に浴びてよい人工放射線の限界:100ミリシーベルト
・放射線業務に従事する人(妊娠可能な女子を除く)が一回の緊急作業で浴びてよい人工放射線の限界:100ミリシーベルト


福島原発二号機と三号機の間では、毎時400ミリシーベルトの放射線が検出された。
東電は「正門では放射線が強すぎて観測作業員が危険だから」
観測地点を西門に移しているので、
今のところ原発から出てきている数字というのは、敷地内でも比較的
放射線量の低い位置で観測された数字らしい。
この辺がまた微妙。

やっぱり被曝量モニターとガイガーカウンターつき携帯でしょう。
カメラ外してもいいと思うな。

テーマ : 東北地方太平洋沖地震~The 2011 off the Pacific coa~
ジャンル : その他

基礎知識2 放射線の健康への影響


基礎知識2 放射線の健康への影響

これが微妙なトコですわ。人によって言うことがちゃうもの。しかもかなり違う。
たとえばアルジャジーラもそうやねんけど、テレビのニュースは通常の何百倍かの放射線が観測されたけど
「すぐに健康的影響にはつながりません」という。

ちょっと気になる表現ではある。「すぐに」ってどういうこと?みたいな。

ところがwikipediaを見ると、「致死量の放射線を被曝していてもすぐには症状が現れないため、
核爆発を伴わない臨界事故や放射能漏れにおけるトリアージは、
症状やバイタルサインでなく被曝線量の推測に基づいて行わなければならない」

エエエエエエ???
すぐに健康的影響はナイって、なんの慰めにもなってへんやん!!!

急性症状でも数週間後、遅いと数年後から二十五年後ぐらいにまでなるらしいです。
だから現場の作業員さんは被曝量を機械でモニターするわけですな。

ある人は400mSv(ミリシーベルト)で白血病になる、と言ってるし、
致死量にしてもある人は 5Sv(シーベルト)以上=命の危険・逃げる、という「教訓」を
さずけているけれど、
別の人によると3000mSv (=3Sv)から5000mSv (5Sv)の被曝で50%の人が死亡、としている。

(ホンマやったらどない考えても3Svよりだいぶ前に逃げなアカンやろ、それ)

100mSvがどれぐらい危険なのか、なんで人によって言うことが全然ちゃうねんコラ、
と思っていたら、wikipediaの「被曝」によると考え方が二つ、
・一度に大量に被曝した場合確実に発生する症状 と、
・確率的に発生する症状(癌とか白血病) があるそうで、
人によっては後者を含んでいるし、人によってはどうも前者しか見てないらしい、と。

後者では、1シーベルトで5%の人が癌になる、という数字が出ているとかいないとか。



わたしは個人的に、この数字は甘めなんちゃうかなー、と思っている。
ちょっと前、原爆症訴訟について調べたことがあって。
というのも、
「被曝後60年間もぴんぴんしてきた人が、80過ぎて癌になったからって
原爆症って認めてくれっていうのはない」
みたいなことを言ってる人がいて。
ま、そらそうやな、と思ったからで。

それで結局、原爆症訴訟の判決文にたどり着いたんか。
それ読んでびっくりですわ。

原告の人は、当時まずいかつい被曝をしたと。
急性症状で下痢だの全身から出血だのしたと。
一緒に被曝した人は三日後に亡くなったと。
それ以来、大病に続く大病を病み続けて、
癌も二種類やってて、それもこっちからあっちに転移したんじゃなくて
医療的に無関係と言われているもので。

ただ、それらの病気は原爆症の症状として認められてきた病気じゃなかったんで、
原爆症認定がもらえなかったと。

いや、それ、どない見ても原爆のせいでしょ?たぶん大病のうち八割九割は。

どこかに書いてあった言い訳というか弁護というかによると、
なにせ大量被曝に関してはデータが少ないと。
チェルノブイリが起こるまでは、全くわからなかったこともあったと。
チェルノブイリが起こって初めて原爆症の対象も広がったそうなので、
つまりは国際的な基準には従っているということ。

ということは、
最近まで認定訴訟をやっていたこの原告の人が病んだ大病のほとんどは
被曝の症状として国際的な学会にも強く認識されてない可能性が高い。
(もし認識されてたら認められていた可能性が高い。
けれどこの人は訴訟でも負けて控訴してた)

だから、健康被害の限界は低いところに置いといたほうがいいと思う。
国が定める個人がさらされていい人工放射線の被曝量は1年あたり1ミリシーベルトだ。

どれぐらいの時間で浴びるかとか、その人がどれぐらい健康かによっても違うらしい。
幼児への影響は10倍と言われている。

ところで、福島県がアドバイザーにやとった山下氏とやらは、

――福島市でも1時間あたり約20マイクロ・シーベルトの放射線を観測している。
という質問に、
「人体に取り込まれる量はその10分の1の2マイクロ・シーベルト程度か、もう少し小さいかもしれない。これから環境省のモニタリングから計算して甲状腺の被曝線量を算出する。50ミリ・シーベルトを超えた場合に、安定ヨウ素剤の配布が始まるが、それだけの被曝線量を浴びるということは考えにくい」

と答えてるけど、よくわからん。観測されてるのはガンマ線・x線じゃないのか?
だったら体内しっかり通り抜けるだろうよ。
体内に取り込まれるのは放射性物質のほうだろう。

――外から放射線を浴びる場合はどうか。
「世界中には、自然放射線の強い地域があり、10~50ミリ・シーベルトというデータがある。そういうところでもガンになる可能性はない」

あらあら、断言しちゃった。wikipediaによると説はいろいろあるらしいぜ?

こういういーかげんなことを言うから不安になるんだよなー。


テーマ : 東北地方太平洋沖地震~The 2011 off the Pacific coa~
ジャンル : その他

プロフィール

umi238

Author:umi238
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。